AICATホンジュラス支部 藤井 真裕子
(今月の動き)
10月8日 ミーティング;INISE (ビルナ、ディアナ、藤井)
10月11日 月次会議 (ビルナ、ルイス、エリザベス、コリーナ、藤井)
10月12日 ミーティング;ITインストラクター(ビルナ、ルイス、藤井)
10月15日 ミーティング;国連ボランティア (ビルナ、エリザベス、ディアナ、藤井)
10月23日 ミーティング;INISE (ビルナ、ディアナ、藤井)
10月26日 UNAHコンピュータールーム見学 (ビルナ、藤井)
10月27日-28日 IT初級コース開催1/2回 アフテリケにて。(ビルナ、ディアナ、藤井)
10月31日 ミーティング;大使館委託事業への申請者/サンブラノ(エリザベス、藤井)

(今月の特記事項)
● AICATホンジュラス本年度の活動方針/10月11日月次会議での決定事項
AICATホンジュラスの軸の活動として、01年末〜02年度にかけて、以下を計画しています;
1)第1回ITコース開催地で再度開催依頼のあった地域(アフテリケ)への開催。01年10月末より11月初。
2)ITコースの開催地域の拡大。INICE(注1)との協力で、02年02月-11月の間に月1サイト、計10サイトへの初級コース開催を検討中。
3)中級コースを、第一回コースで初級コースを受講終了した人を対象に開催を検討中。02年前半。
4)来年度のITコース拡大予定に向けて、受講者数増のため、草の根でさらにコンピューター10台の追加申請を準備中。

現時点、確実な開催は(1)のみですが、上述の通り、開催地域拡大、内容発展、他機関との協力という様々な方向性でさらにITコースの充実を図ります。先月9月の会議では、ITは継続しつつも、同時に研修センターを・・・ということがメンバーの頭の中に有りました。しかし、今焦って動いてもアイデアもノウハウも乏しく、実現可能性が低いことを踏まえ、まずは、AICATとして既に経験を得、周囲から必要とされているITをAICATホンジュラスの当面(01年-02年)の活動の柱として行こう、方向性にまとまってきました。そして、今後の様々な地域でのIT開催、色々な機関とのタイアップ、コースの上級化の機会を生かして、ではどのような人々が、どのようなことを
学びたがっているのだろうという点を探りながら、03年以降の活動と5年後の研修センターや10年後を見据えた計画を完成させて行きましょう、という意向です。

*注1;INICE(Insituto Nacional de Investigacion y Capacidad Educativa)は、1989年JICA
の援助により設立され、小学校/中学校の先生への再教育/研修を目的にした機関。

● ホンジュラス北部での洪水被災者への緊急支援
ホンジュラス北部を襲った低気圧の影響で、主要な川での氾濫による家屋浸水、橋梁決壊により、現在、約11,000人の被災者、避難者が出ています。この状況を受け,AICATホンジュラスでは、緊急支援策として、11月5日(月)8:00‐20:00国立教育大学にて、食料/衣服/靴等の生活必需物資の収集を行い、被災地への配給することが決定しました。現在は、より多くの収集を目指すべくメンバーそれぞれがビラを配ったり、新聞への折込を行っています。この活動の模様は、追って報告致します。

● IT初級コースリクエスト開催
 テグシガルパより北に車で約2時間弱のところにあるアフテリケにてITの初級コースを開催しました。この開催は、近隣のサンブラノで本年6‐7月に開催したサンブラノの噂を耳にしたアフテリケの住民より直接参加希望者のリストとともに開催要望を受けた上での開催です。
 コースの内容は、初級で、Microsoft基礎、ワード、エクセルに今回よりパワーポイントを加えました。コースの総授業時間は、週末(土/日)X 8時間 X 2週末(10月27日、28日&11月2日、3日)= 計32時間となります。参加者は、開催場所となった小学校の先生方や周辺の若者達です。別途、参考写真添付いたします。
 ITコース開催に関しては、既に4回の開催経験を踏まえて、メンバー達も手順が手馴れてきています。今回も、朝5:00出発、20時テグシ帰着、というハードスケジュールにもかかわらず、機材積み下ろしや設置、撤収等、スムーズなコース開催を実現しています。

● 大使館委託事業
本年度は、12件のコンサルタント事業をAICATホンジュラスで行うよう日本大使館より10月末GOサインが出ました。コンサルタント業務の主な内容は、電化、小学校建設が大部分を占め、あとリハビリ施設への機材供与、井戸建設です。下記日程にて調査旅行を行い、01年01月末までには、12件全ての報告書を日本大使館に提出する非常にタイトなスケジュールです。(現在分かっている9件のみ、あと3件あり) 弊員は全ての案件に関わってくる為,全ての調査旅行に同行し、日本語報告書を作成することになります;
11月11日‐12日 マルコビア
11月15日‐16日 グアナハ(カリブ海上の島)
11月17日‐18日 テグシアト
11月28日‐29日 ランゲ
12月01日‐02日 リウレ
12月06日‐09日 インティブカ、サンタバルバラ
12月14日‐17日 レンピーラ

● 事務所探しの必要性
現在、AICATホンジュラスの事務所は、臨時の事務所として、事務局長のビルナ自宅に置かれています。彼女の自宅居間の机を借りて、そこでほぼ毎日AICATアシスタントで常勤のディアナ、及び私が毎日パソコンを並べて仕事しています。ビルナ自宅は、メンバー大部分が働いている国立教育大学(UPN)近くにあり、私の家も近い為、全メンバー集まり易い立地です。また、昼の休憩時間や仕事終了後等、事務局長ビルナも家に帰ってくる為、彼女とのコミュニケーションが非常にとり易いです。以上は、現在、彼女宅に事務所を置かせてもらっている大き
な利点です。
しかし、AICATホンジュラスがそろそろ誕生1周年を迎え、形としてもそろそろ専用の事務所を持つ必要性とともに、効率的に仕事できる基本的な環境の必要性も日に日に大きくなっていること痛感しています。仕事をしている横で、当家の子供達やクラスメート10人ほどが走り回っている、仕事の書類の十分な収納場所が無く必用時に必用な書類が引き出せない、夕方以降は家族の生活があるため事務所ではなく家に仕事を持ち帰っている等、仕事に集中できる環境ではありません。(ビルナの家族は、AICAT事務所機能に対して極めて協力的ですが、ス
ペース的に限界に来ています)
よって、現在正式な事務所を立地、安全面、電話線、家賃を重視しながら探しています。なかなか条件に合う物件はありませんが、適当な物件を見つけ次第、AICATホンジュラス事務所は移転の意向です。弊員の住居も事務所兼となる為、現住居より引越しすることになります。

● その他
 ホンジュラス生活も2ヶ月を過ぎ、ホンジュラスの習慣にも食べ物にもスペイン語にも随分と慣れてきました。食べ物は、牛肉にせよ鶏肉にせよ、油分が多く、濃い味付けのものが多く、また野菜を食べられる機会は非常に少ないです。普通にこちらの人が食べるものを一緒にぱくぱく食べていたら、3KG太りました。今回は、こちらの中流の人々が普通に食べている平均的な昼食の写真を添付します。
1つ目は、エンチラーダ;油で揚げたトルティージャの上に炒めた牛肉ミンチ、トマト、チーズ、キャベツが載っています。これで約40レンピーラ(320円)。
2つ目は、持ち帰りランチ;ガラスケースの中から好きなもの選んで、容器に詰めて貰います。
これで、約50レンピーラ(400円)。デザートは、ダンキンドーナッツです。一個10レンピーラ(80円)。

以上